第1回 2016/11

履歴データから患者ニーズをくみ取り、夜間コール回数を大幅削減

日本赤十字社 静岡赤十字病院  
(静岡県静岡市)

呼出回数の分析でわかった夜間のコールが増える要因

2012年にNICSS-R8を導入された静岡赤十字病院様。導入から半年後、NICSS-R8に蓄積される呼出履歴データを活用した業務改善に関心を持っていただき、ケアコムがNICSS-R8導入に伴う無償フォローアップの一環として操作研修会を開催。その後各病棟で、データ活用の幅を広げる取り組みがスタートしました。
そのうちのひとつ、内科病棟では夜間のナースコール回数がとても多いことが課題となっていましたが、呼出回数を患者さん単位で分析してみるとある患者さんの夜間呼出の回数が圧倒的に多く、この患者さんが夜間ぐっすり眠れていない状態にあることが判明しました。

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患者さんの睡眠サイクルの改善でスタッフの業務負担の軽減にも

この結果をもとに、夜間眠れていない患者さんの昼間の活動を活発にしたり、医師による睡眠薬の処方を調整したりなど、適切な睡眠を促すケアの見直しを実施しました。すると、翌日や翌々日には安定した睡眠が取られている状態に改善されたことが呼出履歴データからも確認できるように。
これにより、病棟全体の呼出回数も削減され、スタッフの業務負担軽減にもつながりました。
各スタッフの感覚的な判断による対応ではなく、数値化されたデータがあることで、誰もがわかりやすく納得できるケアの実現につながりました。

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