Cases納入事例
納入事例
社会福祉法人 カルスト会 身体障害者養護施設 梼原みどりの家 様
- 療養環境改善
データを分析し、きちんとしたサービスを提供できるケアプランを立案したい。
社会福祉法人カルスト会 身体障害者養護施設 梼原みどりの家
- 納入前
-
高知空港から車で1時間半ほどの四国カルスト高原のふもと、美しい山々に囲まれた高台にある。幕末の志士、坂本龍馬が土佐藩脱藩の時に通った山道が近くにあるなど、龍馬ゆかりの里。5つの市町による組合立の施設で、施設内は地元梼原産材を豊富に使用した造りで温かな雰囲気に包まれている。個室と二人部屋のみ。
旧コールシステムは、ある利用者様の介助をしているときに、別の利用者様から呼ばれた場合、その人がどういう内容で呼んでいるのかわからないし、職員の動線を短くし、利用者様に素早く対応したい。ケアの集中する時間帯について分析し、きちんとしたサービスを提供できるケアプランを立案したいというご要望をお持ちでした。
- 納入後
-
職員の方がPHSで素早く対応ができ、利用者情報管理機能、呼出履歴機能を持ち介護の質の向上を実現する、介護支援システムインテリジェントナースコールCICSSをお勧めし、導入していただきました。
- お客様の声
-
―PHSで便利だなと思うところは
夜間の職員間の連絡体制にも使えるのがいいですね。昼間は職員20人くらいの体制ですが、夜は4人です。80人を4人で介護しています。全体的に夜間においても介助を必要とされるご利用者が、かなりのウエイトを占めています。
ご利用者と職員の安全を第一に考えて、適切な方法での二人介助を徹底していますので、連絡体制と協力がとても大事なのです。ですから、PHSで「応援お願いします」という使い方をしています。
それから緊急時の対応が早いのがいいですね。何か起こった時、声を上げるのも大切ですが、夜間など職員が少数の時には職員を探すよりPHSのほうが早いですよね。緊急時の施設のリスクを軽減できます。
―CICSSはどう利用されていますか
ここでは6ヵ月に一回、すべてのコールを集計しグラフ化しています。どういう時間帯に一番ニーズがあるのか、棒グラフにしただけでもわかりますし、円グラフにすれば、トイレで呼ばれる回数が全体のどれだけの比率を占めるのか、居室から呼ぶ頻度はどうかもわかります。
この把握を前提に、実際にコール等で介助・支援ををしてくださいと要求された場合、「今はこういう状況ですから、お待ちください」などとしっかりご利用者に説明できるのです。
―職員の方のデータ利用について
実は、職員全員に「この形をイメージしておきなさい」と、コール集計データを見せています。
職員が漠然と「すみません、遅れました」という答えだけでは、ご利用者は納得しません。同じクレームとして必ず出てきます。ですから、職員もしっかり把握して、しっかりお答えができる、それも専門性のうちなのです。
ご利用者には、できるだけお待たせせず、安心していただきたい。そして本音は、私たちの専門性の質、業務遂行能力の質を上げたいのです。根本はそこにあります。
お話しいただいた方
介護係長 熊岡健さん
※以上、ナーシングプラザ20号より抜粋