療養環境改善

呼出履歴データの活用で生活リズムを把握し、パーソナルケアの強化を図ることが課題でした。

納入前

大分空港から車で5分、大分市内から車で60分。美しい海岸と六郷の山々に囲まれた自然豊かな環境に位置している。介護老人保健施設のほか在宅サービスも提供しており、短期入所や通所リハビリテーションなども行っている。音楽療法士による音楽療法なども取り入れ、楽しいレクリレーションやイベントを積極的に開催している。

以前から、呼出回数などから利用者の生活リズムを把握したいとお考えだったため、履歴データを残せるシステムをお探しでした。また、これまでのナースコールは、複数の呼出が同時にあるとどこで鳴っているのかわからず呼出先を突き止めるのに苦労していたため、業務改善を図ることも目的でした。

納入後

CICSS-R3、PHS連動をご提案し、同時に無償でご提供している機能拡張ソフトを導入いただきました。ソフトを利用すると施設内のパソコンで呼出履歴を参照できます。排泄リズムなどを把握することでパーソナルケアの強化につなげています。また、PHSでの対応は、呼出に対して迅速な対応が可能になりました。

お客様の声

定村 私たちは「ハートのバリアフリー」をキャッチフレーズに、1998年より地域に開かれた施設づくりに取り組んでまいりました。プライバシーに配慮した居室や各種リハビリ機器を揃えた機能訓練室などのハード面の充実はもちろんですが、利用者とスタッフの心が通い合う、「ハート」の面をも大切にしたケアの実践を心がけております。

木村 以前は呼出があったらステーションに戻るか、居室の入口を見渡して呼出灯を確認しないと、どこで鳴っているのかわからない状況でした。複数の呼出が同時に鳴ることもあり、いったん呼出を止めてしまうと「どこで鳴っていた?」とわからなくなることが頻繁に起こっていました。CICSS-R3は呼出履歴が残るため、親機やPHSに表示される履歴を見ながら、順番に対応することができるようになりました。

田辺 呼出の音色や音量を用途に合わせて変えられるのも便利ですよね。私が担当する3階は重症のため寝ている方が多く、昼間は呼出音の音量を小さく設定して、なるべくPHSで対応するようにしています。音が大きいと鳴りっぱなしのイメージになりますから。

伊藤 以前から、呼出回数などの履歴データから、利用者の生活リズムをつかんでケアに生かしたいと考えていました。現在は週3回、データを集計して表やグラフ化したものをスタッフ間で共有しています。

木村 表やグラフからは個人ごとの排泄リズムがつかめたり、いつもよりも呼出が多い人は「今日は寂しいんだな」などと、心情面を読み取ることもできます。

伊藤 トイレの呼出が多い時間帯を把握していれば、スタッフも自ずとその時間にはトイレの近くにいるようにもなります。そういった意味では、スタッフの意識向上にも役立っています。

※以上、ナーシングプラザ26号より抜粋

お話しいただいた方
理事長・事務長 定村 智章さん/看護介護部長 伊藤 大観さん/介護主任 田辺 順子さん/介護主任 木村 太成さん/(2011年)