Cases納入事例

納入事例

企業団 公立松任石川中央病院 様

  • 療養環境改善

看護部では、患者さんへの素早い対応で、安全・安心のケアを実現したいなどの課題をお持ちでした。

納入前

金沢市から車で30分ほどのところに位置し、着実な健全経営で知られている。今年は創立60周年でもある。全国の自治体病院でいち早くPETを導入したり、電子カルテや院内情報システムも早期に整備。白山石川医療圏の中核病院としての役割を担っている。
患者さんがすぐに訴えたいことは、現場に行かなければ聞けないという状況があり、看護部では、患者さんへの素早い対応で、安全・安心のケアを実現したいとお考えでした。また、個人情報保護やお名前を非表示にしたい患者さんのご希望、面会の方への応対でも課題をお持ちでした。

納入後

早期にIT化が進んでいた公立松任中央病院様。電子カルテと連動でき、PHSで対応、情報共有化機能や呼出履歴機能を有するインテリジェントナースコールと、待機画面では花の写真を表示し、コール時にのみお名前を表示、面会謝絶の表示もできる個別情報廊下灯をお勧めし、導入していただきました。

お客様の声

坂本 呼出履歴が残りますので内容の分析ができます。トイレのコールや時間も出ますので、「この患者さんはこの時間帯が援助の時間なのかな」ということで、先取り看護として活用できると思います。きちんと分析して、ナースコールが鳴らないうちに、その患者さんのところへ行ってケアできるようになればベストだと思います。
井田 ある患者さんはそれこそ5分おきとか、3分おきとか、寂しくて鳴らしてしまう方もいるのです。声で安心感を与えるというか、「あと○分したら行きますよ」とお返事ができますので、安心感を持っていただけると思います。
相川 ナースコールの量で、アセスメントができますね。回数の履歴というのは、それだけで看護の研究ができるかもしれません。みんなが履歴の情報を共有すればもっといいですね。朝のミーティングで「この人はよく鳴らすけれど、この日はたまたま家族が来ていて鳴らさなかった。この時間帯は寂しいのかもしれないから、みんなで声をかけよう」と提案したりできます。同じ部屋の別の受け持ちさんでも、行ったときに「○○さん、だいじょうぶ?」と声をかけてあげる。また別の看護師が行って声をかけたり。ナースコールで情報を共有することで、一歩進んだケアができますね。
坂本 動けない患者さんに対してベッドサイドリハビリがあるのですが、リハビリの人は必ず、ナースコールを見てから患者さんのところへ行きます。「この人は感染症があるので、気をつけないといけない」という形で確認しています。
井田 それまではコメディカルの人たちは、「主治医は誰で、受け持ちの看護師は誰、感染症の人は」などと、なんでも口頭で聞くか、カルテを見るかしていました。その手間が省けて全体的に効率が上がりましたし、患者さんの安全につながっています。
お話しいただいた方
看護部長 相川みづ江さん/看護副部長 坂本雅美さん/看護副部長 井田春子さん(2008年)
※以上、ナーシングプラザ20号より抜粋

納入先情報
施設名 企業団 公立松任石川中央病院
住所

924-8588石川県白山市倉光三丁目8番地

ホームページ http://www.mattohp.jp/