Cases納入事例
納入事例
国立大学法人 京都大学医学部附属病院 様
- 安全管理
電子カルテと連動したシステムを導入して、業務の効率化を図ることが課題でした。
- 納入前
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JR京都駅からバスで30分、京阪神宮丸太町駅徒歩5分ほど。1899年、京都帝国大学医科大学附属医院として開設され、1949年に京都大学医学部附属病院に改称。2004年より国立大学法人化。診療、研究、教育を中心に事業を展開し、地域住民や医療職を目指す学生に向けたオープンホスピタルなども開催している。
がん治療の拠点となる新病棟「積貞棟」の開設に合わせ、新システムの導入をお考えだった同病院。これまでは、ナースコールボードなどへの患者情報の登録を一つひとつ手作業で行っていたため、業務効率が良いとはいえない状況でした。また、ナースコール履歴が残るシステムをお探しでした。
- 納入後
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NICSS-R7、電子カルテ連動、個別情報廊下灯をご提案し、導入していただきました。結果、無駄な転記作業を省き、業務が効率化されました。さらに、患者誤認のリスクの軽減にも。また、導入いただいたPHSはコール履歴が残るため、担当看護師への報告や確認がスムーズに行えるようになりました。
- お客様の声
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松野 10年前に看護支援システム(現在の電子カルテ)が導入され、〝病床マップ〞と呼ばれるシステム上の仮想病棟で、患者さんの入退床や転床登録ができるようになりました。これまでは、病床番号や救護区分、担当医や担当看護師が変わるたびに、カルテおよびナースコールボード、病室前表示、ベッドサイド表示などの情報を一つひとつ変えていく必要があったため、転記作業は無駄に労力を割くばかりでなく、患者誤認につながりかねないリスクをはらんでいました。
NICSS-R7の導入により、病床マップ上で入退床や転床登録を行えば、ナースコールボードや病室前表示も自動で変更されるようになりました。業務が効率化され、患者さんの安全の向上にもつながっていると感じています。
保谷 以前は呼出があると、大きなナースコールボード上で小さなコールランプを探して確認しなければならなかったのですが、NICSS-R7では画面上にポップアップで表示されるので探す手間が省けました。同時にコールが鳴っても、緊急度によって上下に表示されるのも良いですね。また、以前は科で色分けしていたため、名前で男女の区別がつかないケースも多かったのですが、今は男女を色で区分できますし、同姓や同名の方には赤文字や下線で注意を促してくれます。
武門 それから、実際の病床や病室に合わせて画面上に患者さんの情報をレイアウトできるので把握しやすいです。実際に、「この方はナースコールが多いから、すぐ行けるようにスタッフステーションの近くに移しましょう」など、業務改善にもつながっています。
松野 1秒たりとも待たせずに迅速に対応しなければならない1つでもある、離床センサー動作時のナースコールは、通常のナースコール音と区別できるようになったため、優先的にキャッチできるようになりました。
※以上、ナーシングプラザ24号より抜粋
お話しいただいた方
副看護部長 松野 友美さん/副看護師長 武門 孝子さん/副看護師長 保谷 麗子さん/(2010年)
- 納入先情報
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施設名 国立大学法人 京都大学医学部附属病院 住所 606-8507京都市左京区聖護院川原町54
ホームページ http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/