業務効率化 データ活用

看護実践能力の向上と労働環境の改善を目的にPNS導入を推進。看護動線調査とタイムスタディで、PNS導入の効果検証を行われました。

納入前

地下鉄南北線の北四番丁駅より徒歩約10分。平成30年に、手術部、材料部、集中治療室などを集約した先進医療棟が完成し、ますます活気に満ちあふれる東北大学病院様。大学病院として、高度・先進医療で日本の医療の発展に貢献されています。

看護部のキャッチフレーズは「人にやさしく未来をみつめる」。患者さんをはじめ、医療を必要とする全ての人々に、適切な看護を提供することを使命とし、看護師の人材育成に注力されています。

平成23年に、福井大学医学部付属病院様のPNSの取り組みに感銘を受けPNS導入を決意。平成26年には、「主治看護師制の廃止とPNS導入宣言」を行い、東北大学病院型PNSとして新しいスタートを切りました。パートナー同士が互いの特性を活かして、相互に補完し協力し合い、看護実践能力の向上、労働環境の改善、ワーク・ライフ・バランスの向上を達成するためには、定期的な効果検証が必要だと考え、ケアコムとともに看護動線調査とタイムスタディを実施されました。

納入後

平成27年と平成30年に行われた看護動線調査では、ペア率や訪室回数、残業時間などが明確に可視化され、PNS体制による看護師の働き方の変化が感じられました。
また、これまで、分析に時間を要していたタイムスタディの調査データが、自動的に集計されるようになったことで、リアルタイムでの確認が可能となり、すぐに調査結果を業務に活かすことができるようになりました。

お客様の声

今野 ケアコムさんが看護動線の解析などに取り組まれていることは、学会のランチョンセミナーなどで福井大学医学部附属病院様との事例を何度もお聞きしていたので、以前から知っていました。当院でもぜひ実施したいと思い、ケアコムさんに相談したのが始まりです。

鈴木 私たちは東北大学が開発した情報共有のスケジューラーを利用して、毎年、タイムスタディを行っています。PNSの効果検証においては、このタイムスタディと併せて、ケアコムさんに協力していただきながら看護動線調査も実施し、業務の可視化を行いました。

今野 調査は平成27年当時、私が師長を務めていた血液・免疫科で行いました。ここは、院内でも忙しい病棟で、重症度、医療・看護必要度が他病棟と比べて極めて高く、超過勤務時間も他病棟より多いという特徴がありました。

平成27年と平成30年の調査結果を比べると、第2回目の平成30年の調査では、ペアの時間も増え、各ペアでバラつきのあったペア率も均等になっていることが明らかになりました。また、訪室回数では、ある程度行動が絞られ、担当部屋での訪室が多くなりました。
それから、残業時間に病室の訪問が見受けられた第1回目と比べ、第2回目ではスタッフステーションで記録に専念している傾向がありました。

鈴木 調査結果からはPNS体制になったことで業務が整理されてきたという印象を受けました。

今野 毎年行っている意識調査でも、スタッフの意識がだんだんと変化しており、ペアになって相談しながら機能を果たしていくということが、年数をかけて少しずつ定着している印象がありますね。

鈴木 タイムスタディについて、管理側としては調査がとても楽になったというメリットもあります。以前は、残した記録を部署で集めてデータベースに入力し、自分たちで分析を行っていたので本当に苦労しました。紙ベースだったため、結果が出るまでに一年の時間を要し、現場のスタッフにとっては、「忙しい中で一生懸命記録をつけているけれど、本当にそれが活かされているのか」という疑問が常にありました。

ケアコムさんに手伝っていただいたことで、看護動線の解析が手軽にできたり、集計結果がデータで示されたりと、リアルタイムで結果がわかり、業務にすぐに活かせてとてもありがたいですね。スタッフにとっても調査に対する印象が違うのではないかと思います。

※以上、ナーシングプラザ41号より抜粋

(お話しいただいた方)
看護部長 鈴木 由美さん/副看護部長 今野 朱美さん/(2018年)

納入先情報


施設名国立大学法人 東北大学病院
住所
  • 〒980-8574   宮城県仙台市青葉区星陵町1-1
ホームページ https://www.hosp.tohoku.ac.jp