Cases納入事例

納入事例

医療法人社団 清和会 笠岡第一病院 様

  • 安全管理
  • 業務効率化

新システムの連動で事故リスクが減少! コロナ禍の見守りでもシステムを活用し、患者さん中心のケアを実現しています。

納入前

JR西日本山陽本線笠岡駅より、バスと徒歩で約24分。岡山県笠岡市に位置する笠岡第一病院様は、「地域の皆さまに寄り添った医療」をテーマに、笠岡市の地域医療に約70年間貢献し続けています。

看護部では、地域の皆さまに信頼される、質の高い看護の提供を目指し、「ベッドサイド看護」に注力しています。看護の質の向上と働き方改革の一環として、ナースコールの更新を機に、NICSS-R8、NICSSモバイル機能ソフト、IPカメラ連動、大型サブディスプレイを導入いただきました。

納入後

NICSS-R8では、呼出種別によって呼出音や表示される色が異なり、視覚や聴覚から得られる情報量が格段に増えたことで、より迅速な対応が可能になりました。また、ナースコールの呼出やIPカメラの映像をデジタルデバイスで確認できるNICSSモバイル機能ソフトの導入で、ベッドサイドへ行く回数も増加。事故の防止や、対応順位の適格な判断、看護師の負担軽減など、さまざまな効果が表れています。

お客様の声

稲村 ナースコールは、一般呼出と緊急呼出で、表示される色や呼出音が異なるので、視覚と聴覚で違いを判断することができ、非常にわかりやすいですね。ボード形のナースコールを利用していた以前と比べると、大型サブディスプレイのおかげで、視覚から得られる情報量がグンと増えました。
松村 医師も、受けもちの患者さんのお部屋に行く際に画面の情報を確認されています。看護師だけでなく、その他の職種の方との情報共有にも役立っていると感じます。
中尾 IPカメラ連動を導入した当初、ある課題が生じました。その要因は、IPカメラの映像が、ナースステーションの親機と大型サブディスプレイのみでしか確認できなかったこと。カメラが反応して呼出があった際、看護師はわざわざナースステーションに戻らなければならなかったのです。そこで、ケアコムさんにご相談したところ、NICSSモバイル機能ソフトをご紹介いただきました。
 その際、協議を重ねたのが、NICSSモバイル機能ソフトを電子カルテ用のパソコンか、タブレット端末のどちらに入れるかということです。「タブレット端末では持ち運びの邪魔になるのでは」という声もありましたが、「パソコンの操作中に呼出ポップアップが表示されるのは業務の妨げになるのでは」という意見も。結果、「電子カルテ操作中の妨げにならず、持ち運びも簡単な形」として、電子カルテ用のパソコンにタブレット端末を取り付けた当院独自のスタイルで運用をしています。
稲村 主に、IPカメラを設置しているのは認知症やせん妄、行動注意の患者さんです。設置をする際は、患者さんやそのご家族に「見守り」という形で説明をし、きちんと同意をいただいたうえで設置しています。
柏原 スタッフからは、「どこにいても、タブレット端末で患者さんの状況がつぶさにわかるので非常に助かっている」、と好評です。私自身も、カメラに映し出された映像で、患者さんがベッドから身を乗り出しているのを確認し、すぐに駆けつけて転落を防止できたことがあり、とても便利だと感じました。
松村 以前、離床センサーが反応して映像が映り、画面を確認したところ、患者さんが起き上がっている様子が映っていました。大きな危険はなさそうだと事前に判断できたうえで、病室に向かったことがあります。多くの業務に対応している中で、「危険な状態かどうか」を事前に確認できることは優先順位を決めるうえで大変助かっています。
稲村 特に最近は、新型コロナウイルス感染症の対応も加わり、感染予防のため頻繁に訪室することができない状況の中、IPカメラ連動による見守りが大変助かっています。隔離のための長期にわたる入院生活は、患者さんはもちろんのこと、ご家族にとってもつらいことです。私たちが見守りカメラで確認した患者さんの様子をご家族にお伝えすることで安心されることもありました。
中尾 システムのおかげで、大きな事故や転倒・転落のリスクがかなり減少しているだけでなく、ベッドサイドに行く回数も増えたように感じています。

※以上、ナーシングプラザ46号より抜粋

(お話しいただいた方)
看護部長 地域医療連携室室長 中尾 留美さん/看護師科長 松村 由美子さん/看護師長 稲村 美穂さん/副看護師長 柏原 寛子さん(2021年7月オンライン取材)

納入先情報
施設名 医療法人社団 清和会 笠岡第一病院
住所

〒714-0043岡山県笠岡市横島1945番地

ホームページ https://www.kasaoka-d-hp.or.jp