Cases納入事例
納入事例
社会福祉法人 むつみ会 特別養護老人ホーム むつみ園 様
- 転倒・転落対策
- 業務効率化
- ケアの質向上
「連動」をキーワードに最新システムを導入。連携強化による「全員で見守る」体制の構築と「働きやすさ」を重視した労働環境の整備を目指しています。
外観
親機を設置している事務室
介護ソフトと連動するNICSS親機
スタッフステーションのNICSS親機
ナースコールが連動するスマートフォン
個別情報廊下灯
見守りのためのセンサーも設置
- 納入前
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東京メトロ東西線「門前仲町駅」から徒歩4分。むつみ園様は、2022年4月の移転およびリニューアルにより、ベッド数を50床から100床に増床し、多床室とユニット型個室の併設施設として生まれ変わりました。
旧施設では、ナースコールとセンサーマットのみを使用しており、センサー呼出でご利用者のもとに駆けつけてみるとすでにベッドから転倒していたということも。50床の増床や、施設の造りのフルリニューアルに伴う職員の負担増加も懸念点でした。そこで、「最新機器」と「連動」をキーワードにさまざまなシステムを検討されたといいます。
- 納入後
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ナースコールをはじめ、スマートフォン連動や見守り介護ロボットのアームス(aams)連動、介護記録ソフトのケアカルテ(CAREKARTE)連動などを導入。特にナースコールは、介護施設ではまだ導入事例が少ない、ヘルスケア情報統合型ナースコールPLAIMH NICSSを選ばれました。
職員同士の連携強化を目指し、ナースコールの「チームナーシング機能」を活用。新人・ベテラン同士がフォローし合う姿が見られるようになりました。また、全居室に設置されている見守り介護ロボット連動は、転倒・転落の未然防止だけでなく、看取りケアにも役立てています。
- お客様の声
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中川 旧施設ではナースコールとセンサーマット以外のシステムは使用していませんでした。実際、センサー呼出があったとき駆けつけてみると、すでにベッドから転落していたり、転倒している状態ということもしばしば。こうした事故を未然に防ぐ対策も必要だと感じていました。
ご入所者への快適な住環境の提供はもちろん、職員の負担軽減や働きやすさを目的に「最新機器」と「連動」をキーワードとして、システムを検討しました。ケアコムさんを含め数社のシステムを比較しましたが、大きな決め手となったのは、導入を考えていたシステムすべてとの連動が可能だったこと。連動できるシステムの豊富さが魅力的でしたし、職員や相談員の疑問点などに丁寧に対応してくださる姿も印象的で、導入に至りました。川村 ナースコールは壁掛形とデスクトップ形の2種類を導入しました。壁掛形は事務所に、デスクトップ形は各階のスタッフステーションに壁掛けで設置しています。
中川 当施設では、「全員が全員を見守る」という考えに基づき、日勤の職員の担当場所を随時変更しています。そのため、職員には毎朝出勤した際に必ず自分の担当を事務所にあるナースコールの親機で確認してもらうようにしました。一人1台ずつスマートフォンを支給しているので、もし、担当場所が変更になっていたら、職員自身でナースコールの呼出転送設定を切り替えてもらっています。
PLAIMH NICSSなら、すべてのスマートフォンの設定が1台の親機で完了します。現場の親機を使って設定をすると、働いている職員が親機を使用したいときの妨げになることもあるかもしれません。設定用の親機を事務所に置いておけば、何かわからないことがあったときに、事務担当の職員などにすぐに確認することもできます。現場の手を止めることなく設定対応ができると考えました。川村 壁掛形は、モニターのサイズも大きいため情報が見やすく、設定がしやすいのではと考え、事務所のみ壁掛形を採用しました。
中川 事務所は玄関を入ってすぐ右手にあるため、外部の方々やご家族が訪問された際、最も目に入りやすい場所でもあります。PLAIMH NICSSの壁掛形はスタイリッシュなデザインで、施設の雰囲気づくりにも一役買ってくれていると感じています。
川村 ナースコールの呼出をチームごとで設定できる機能はとても重宝しています。ナースコールの呼出は、基本的に階を1チームとして設定しているのですが、例えば2階の多床室の担当職員が持つスマートフォンには、2階のナースコール呼出すべてが届くように設定できます。「全員が全員を見守る」という考えのもと、自分の担当以外にも目を向け、職員同士の連携を強化することを目的に考えた仕組みですが、新人・ベテラン関係なくフォローし合う姿も見られるようになったと感じます。
川村 ナースコールと連動している見守り介護ロボットは全居室に設置しています。基本的には、ご入所者が離床したら、ナースコール親機やスマートフォンにアラート呼出が届く仕組みです。さらに、転倒転落リスクの高い方には、起き上がりやベッドのフレームから手足が出た際に呼出がかかるオプションを付けています。加えて、心拍数や呼吸数を検知できる機能も活用していきたいですね。例えばターミナルのご入所者に設定をしておけば、呼吸数が少なくなってきたときにナースコール親機やスマートフォンにアラート呼出が通知され、亡くなる前に訪室することができます。これまでは、いくら気をつけて巡回をしていても、気づいたときには息を引き取られていたこともありました。看取りケアという面でも、とても重要な機能だと感じています。
また、介護記録ソフトとナースコールが連動しているため、ナースコールの呼出履歴を介護記録に自動で反映させることが可能です。万が一、事故が起きたときに、ナースコール呼出があった時間や対応した時間などが介護記録でもすぐに確認できるのでとても便利ですね。
※以上、ナーシングプラザ48号より抜粋
(お話しいただいた方)
施設長 中川 猛さん/介護主任兼ユニットリーダー 川村 拓也さん
(2022年6月 取材)
- 納入先情報
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施設名 社会福祉法人 むつみ会 特別養護老人ホーム むつみ園 住所 〒135-0033東京都江東区深川2-1-12
ホームページ https://www.mutsumikai-g.or.jp/