Cases納入事例

納入事例

社会福祉法人 多摩同胞会 特別養護老人ホーム 信愛泉苑 様

  • 情報共有
  • 業務効率化
  • 経営の合理化

情報と通知を一本化、法人全体でICT機器を見直し。安全性を向上させ、ご利用者にとってより心地よいケアを実現。

納入前

京王線「府中駅」もしくはJR中央線「国立駅」より、京王バスに乗車。「栄町三丁目」で下車、徒歩約5分。府中市最初の特別養護老人ホームとしてオープンし、長年、地域での福祉活動を積み重ねていらっしゃいます。ナースコールの老朽化を機に、施設内のシステムの一新を検討されていました。
同施設では、呼出がある度に寮母室にあるナースコール親機を確認する必要があり、居室に駆け付けるのに時間がかかってしまうという課題を抱えていました。また、ご利用者の正確な睡眠時間の把握や、人手が少ない夜間の見守り、呼出対応に懸念を感じていたといいます。

納入後

CICSS-EX3・スマートフォンの導入により、施設のどこにいても、ご利用者からの呼出を氏名や居室といった情報とともに確認できるようになりました。一般呼出、トイレ呼出、センサー呼出など、種別ごとに呼出音が違うため、対応の優先度がすぐにわかるようになり、安全性が向上しました。また眠りSCANでは、ご利用者の睡眠を記録するだけでなく夜間の覚醒をいち早く察知できるため、転落などの危険の回避につながりました。

お客様の声

青木 ICT事業戦略会議で、新しいハンディナースコールの基準は、「1台で複数の機能をもつ端末にしよう」と決めたため、スマートフォンを選定しました。PHSの堅牢性や操作の簡単さは利点ですが、やはりこれからは1台でなんでもできるスマートフォンがよいだろうと考えました。

髙橋 内線用、ナースコール用のPHSなどを2台、3台と首にぶら下げていた職員もいましたね。介護記録なども含めて、1台でスマートに業務ができることを目指しました。

野尻 スマートフォンはナースコールと連動しているため、導入してからは、ご利用者からの呼出を、寮母室ではなく施設内を動きながら受け取れるようになりました。画面には、ご利用者の氏名や居室などが表示されるため、呼出があったその場で内容を確認でき、すぐに向かえるようになりました。ご利用者をお待たせする時間は、以前と比べて短くなったと思います。

野尻 法人ではこれまでずっと「快食・快眠・快便」が、ご利用者に気持ちよく過ごしてもらうために必要なこととして共有してきました。特に夜間の見守りには必要なものですが、転倒・転落の危険性のあるご利用者には、マットセンサーや掴んだら呼出が鳴るセンサーなどを利用していました。しかし例えば、10人にマットセンサーを利用しているが、夜間の職員は2人といったときに何かが起きてしまった場合、やはり対応しきれないんですよね。眠りSCANは、実際に離床される前の〝覚醒状態〞から把握が可能なため、こうした悩みをサポートできる離床センサーとして導入しました。

髙橋 眠りSCANは、睡眠状態や呼吸、心拍などの変化をセンサーが読み取ることで、眠りの質を測ることができます。ご利用者情報がグラフ化されて、視覚的にもわかりやすく状態を確認できる点が便利です。

野尻 ナースコールと介護記録ソフトが連動したことで、一番のメリットに感じるのは「正確性」ですね。これまでは、ナースコールの回数を正の字を付けて残していたわけではないので、「ナースコール頻回。1時間に10回程度」などと、感覚的に記録していた部分がありました。それが、いつ、誰から、どこでナースコールがあったのかという履歴がデータとして残り、さらに介護記録に自動で反映されるようになったことで、正確性が格段に向上したと思います。東京都などの実地指導の際も、データで確認されるのが基本スタンスになってきているので、そうした機会にデータを活用できるのも便利です。

青木 事故の際にもとても役立つシステムだと思います。現在の当法人の体制は、危機管理室の役員が自ら担当施設・事業の介護記録ソフトを閲覧できる仕組みになっているため、事故発生の一報があればすぐに、ナースコール記録や介護記録を確認できます。リスクマネジメントの即時性にも非常に優れていますね。

※以上、ナーシングプラザ48号より抜粋

(お話しいただいた方)
施設長 野尻 俊介さん/岩本町ほほえみプラザ 館長 髙橋 誠さん/法人事務局本部 管理財務担当事務長兼法人システム管理者 青木 志乃さん

納入先情報
施設名 社会福祉法人 多摩同胞会 特別養護老人ホーム 信愛泉苑
住所

〒183-0042東京都府中市武蔵台1-10-4

ホームページ https://www.tama-dhk.or.jp/izumi/jigyo_sinai.html