Cases納入事例
納入事例
社会福祉法人 光寿会 特別養護老人ホーム あかね 様
- 情報共有
- 業務効率化
- ケアの質向上
- 見守り
DXによるケア計画や居室内の可視化で、ケアの平準化や利用者本位の個別ケアの実現を目指す。
- 納入前
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JR高徳線・予讃線「高松駅」よりタクシーで約5分。介護の多様さや複雑さが増す中で、情報の把握や伝達に課題を感じていたというあかね様。そこで推進されているのが、「3つの可視化」を目指した「あかねのDX(デジタルトランスフォーメーション)モデル」です。「ケア計画の可視化」「居室内の可視化」「職員連携の可視化」を実現すべく、ケアコムのシステムを導入いただきました。
- 納入後
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ケアToDoソフトをご活用いただき、ケア計画の立案、計画を確認しながらのケアの実施、介護記録で情報を蓄積し、次のケアに活かしていくというPDCAサイクルをしっかりと回されています。ケアToDoソフトに入力されたケア計画は、職員のスマートフォンで確認できるため、情報の把握や伝達もスムーズになったといいます。
また見守り支援システム(眠りSCAN)や見守りカメラがナースコールと連動していることで、呼出時に利用者さんの状況が把握できるように。優先度のより高い方にすぐに駆けつけることが可能となり、ケアにメリハリが出たそうです。
- お客様の声
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田中 ケアToDoは、まずリーダーがスケジュールやケア手順などの具体的なケア計画をパソコンで入力し、職員はそれらの情報をスマホで確認しながらケアを行います。何時に誰のケアが予定されているのか、利用者さんごとの介助情報や注意点なども合わせて画面上で確認できます。注意点は黄色で表示されるので、気づきやすくなっています。
また、介護記録の入力もできます。スマホ上で、表示される項目をタップしていくだけで、簡単に記録できるため、ケアの合間などを使って、その場でパッパッと入力できるのはとても便利に感じています。スマホは、ナースコールを受けることもでき、1台で記録とナースコール受信の両方の操作ができるようになっています。当施設のナースコールシステムもケアコム製品のため、一本化できた点も魅力の一つですね。
さらに大きな強みはリアルタイムに情報が更新されるところです。ケアToDoの場合、スマホ上でも常に情報が更新されているので、どこから見ても各ユニットのケアがどこまで終わっているかリアルタイムでわかります。例えば隣のユニットではオムツ交換がここまでしか終わっていないから手伝いに行こう、といった使い方もでき、まさにリアルタイムでToDo管理ができます。ここまでのシステムは、なかなかないんじゃないかと思います。私たちとしては、できないだろうという前提でケアコムさんに相談しましたが、なんとか実現してくださったので驚きました。吉岡 職員にストレスなく、いつでも持ってもらえるものといえばナースコール用端末です。ケアコムさんに、このシステムを相談した理由は、ナースコールに集約できるという点も大きかったですね。
山下 システム導入後に、職員にアンケートをとりました。「ケアが統一され、明確になった」「利用者さんの細かなケア内容まで把握できるので、他ユニットの業務に入るとき安心して仕事ができた」「状況を把握しやすく、外国人の職員でも理解しやすい」「予定を入れることによってやり残しがなくなった」など、業務の平準化や実施漏れ防止などについて、効果を実感する意見が集まりました。また、ケア実施の時間についても「職員間のばらつきが減った」と回答した人が78%に上りました。
田中 記録業務の負担に関しても、少し変化がありました。業務に占める記録時間が、一人あたり1日約37分必要でしたが、ケアToDo導入1ヵ月後には約27分に減少しました。実際に、ケアToDoに替わってから「記録作業が簡単になった」と感じている職員は多いようで、アンケートでは85%の割合で「非常に簡単になった・簡単になった」と回答しました。
田中 「3つの可視化」のうち二つ目の「居室内の可視化」には、ナースコールと連動している見守り支援システム(眠りSCAN)と見守りカメラを導入して取り組んでいます。
眠りSCANも見守りカメラも、ナースコールと連動している点は大きなメリットだと思います。眠りSCANで異常があった場合や、見守りカメラで利用者さんの動きを検知した場合、ナースコールに通知され、職員が持つスマホで受信できます。何よりも、一般呼出やセンサー呼出など、どの呼出であっても見守りカメラが作動し、スマホで居室内の状況が動画でわかるのが便利ですね。山下 以前は、すべてのナースコールに対して素早く駆けつける必要がありました。ほかの利用者さんのケアに入っていたとしても、その方にはいったん待ってもらい呼出先に行かないといけないこともあったので、それなりにストレスに感じていました。今は、訪室しなくても状況を把握できるため、急いで駆けつけるべき状態なのか、単にベッドに腰かけて座っているなど安全な状態なのかがわかるため、優先順位をつけながら対応できるようになったことはとてもよかったですね。
※以上、ナーシングプラザ49号より抜粋
(お話しいただいた方)
理事 法人本部長・施設長代理 吉岡 哲哉さん/施設サービス部 次長 田中 佑也さん
生活相談員 山下 航平さん
- 納入先情報
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施設名 社会福祉法人 光寿会 特別養護老人ホーム あかね 住所 〒760-0003香川県高松市西町4-1
ホームページ http://www.sw-akane.jp/