Cases納入事例
納入事例
地方独立行政法人 埼玉県立病院機構 埼玉県立精神医療センター 様
- 安全管理
- 情報共有
コードホワイトを全職員で共有。看護師の安全・安心を守る対応が可能に
外観
無線押ボタン
ベルトや名札に取り付け携帯している無線押ボタン
フラッシュライト
- 納入前
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以前は緊急通報が通知される受信機の台数が限られており、一部の職員しかコードホワイトを把握できませんでした。そのため、現場に駆けつけられる人数にも限りがありました。また、エリアの設定範囲が広く、他病棟から駆けつけた人が発生場所を見つけるのにも時間を要していたといいます。
- 納入後
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暴力行為等のコードホワイト事案の発生を院内全体に通知する緊急通報システムを導入いただきました。館内放送で緊急通報が流れる仕組みを構築したことで、センター内にいる全職員がコードホワイト事案を把握できるようになり、駆けつける人数が格段に増加。また、エリアを詳細に設定できるようになり、他の部署や病棟の人でも発生場所へすぐに駆けつけられるようになったといいます。コードホワイト事案への対応スピードが上がったことはもちろん、看護師の安全・安心の確保にもつながりました。
- 納入システム
- お客様の声
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【緊急通報システム導入前の課題】
コードホワイト事案を一部の人しか把握できず、対応に不安があった植木 システムを導入する前、看護師はコードホワイト事案の発生を通報するための発報装置と、通報が通知される受信機を携帯して業務にあたっていました。しかし、受信機の台数が少なかったため、通報を受けられる人数にも限りがありました。受信機を携帯している人が別の対応で手が離せなければ、発生場所に駆けつけられる人も少なくなってしまいます。
小林 当時の受信機はポケットベルのようなタイプで、緊急通報が入るとコードホワイト事案の発生病棟とエリアが表示されるというものでした。しかし、一つひとつのエリアの設定範囲が広かったため、エリアにたどり着いてもその付近を探す必要があり、かなりのタイムロスになっていたと思います。
青木 携帯品の多さも改善したい課題でした。受信機、発報装置、PHSに加えてスタッフステーションや病室の鍵も持たなければならず、これだけでポケットの中がいっぱいになっていました。精神科ならではですが、携帯品が多いと危険物になってしまう可能性も高くなるので、病棟の中にはできるだけ持ち込みたくありませんでした。
【導入後の効果】
館内放送で全職員に緊急通報を通知。迅速かつ安全な対応を実現青柳 看護師が携帯している無線押ボタンを押すと、館内放送が自動で3回流れ、ほぼ同時にスタッフステーションに設置している専用親機の呼出音が鳴ります。
植木 館内放送で院内の全員が緊急通報の発生や発生場所を把握できるようになった効果は大きいですね。一部の人だけではなく、みんなで一丸となってコードホワイト事案に対応できるようになったと感じます。
小林 システムを導入してすぐの頃、緊急通報システムが作動して、病棟の入口いっぱいに応援の人が集まってくれたことがありました。第7病棟は別棟にあるため離れ小島のようになっていることもあり、人の多さに看護師みんなで感激したことを覚えています。
青木 病室名やエリア名等、以前よりも詳細に発生エリアが通知されるので、職員がエリアを探す時間が短縮され、対応のスピードが上がったと思います。第6・7病棟では、無線押ボタンを押すと発生場所近くのフラッシュライトが点灯するため、効果的な目印になっています。また、看護師がコードホワイト事案対応用として携帯するのは無線押ボタンのみとなり、導入前の課題だった携帯品の多さも改善されました。
植木 精神疾患の患者さんへの対応は危険を伴うことも事実で、患者さんからの暴力対応は、当院が常に抱える課題の一つでもあります。だからこそ、看護師が安全・安心に働ける体制を整えることが大切ですし、こうした環境整備が職員の定着にもつながっていくのだと思います。
※一部、ナーシングプラザ53号より抜粋
(お話しいただいた方)
副病院長兼看護部長 植木 恵子さん/看護師長 小林 由紀子さん/看護師長 青木 絢子さん/医療安全管理室主査 青柳 歌織さん#情報共有 #安全管理
- 納入先情報
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施設名 地方独立行政法人 埼玉県立病院機構 埼玉県立精神医療センター 住所 〒362-0806埼玉県北足立郡伊奈町小室818-2
ホームページ https://www.saitama-pho.jp/seishin-c/index.html