Cases納入事例
納入事例
東海大学医学部付属病院 様
- 安全管理
- ケアの質向上
「ケアの質向上」を共通主語にし、見守りシステムの導入を実現
外観
NICSS親機
連動する生体情報モニタ
ベッドサイドに設置している見守りカメラ
個別情報廊下灯
- 納入前
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病床稼働率90%超という多忙さを極める東海大学医学部付属病院様。ベッドサイドケアに充てる時間が満足にとれず、看護師の動線短縮や患者さんの状態把握のスピード向上が求められていました。特に看護師配置が少ない夜間帯は、患者さんの急な動き出しが把握しづらく、転倒や離床を未然に防げないケースも。そこでナースコールシステムの更新を機に、本格的なDX推進に取り組むことにしました。
- 納入後
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全病棟でナースコールシステムをPLAIMH NICSSに一新。見守りカメラシステムとの連動により、NICSS親機の画面で患者さんの動き出しのタイミングが把握できるように。ケアを集中投入すべきところの判断がしやすくなりました。また既存の離床CATCH(ベッド内蔵型離床センサー)との使い分けにより、目指すべき「身体拘束の最小化」に役立てられています。
- お客様の声
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【見守りカメラシステム連動】
院内共通のルールを整備しカメラ設置へ 患者さんの動き出しの把握に効果大石 設置導入時、患者さんのプライバシー保護の観点で問題視され、院内各所と個人情報の取り扱いに関する認識のすり合わせが必要に。運用ルールの整備には約7カ月かかりましたが、この過程を経てツール活用に対する共通認識を院内全体に広めることができました。ご家族にも設置目的をしっかり説明することでご理解いただいています。
西野 見守りカメラは、起き上がり等の動き出しの把握に役立てています。特に夜間は就寝後に急に起き出す方がおり、今まではそのタイミングがわからず対応が遅れることも。スタッフステーションにあるNICCS親機の画面で把握できるようになり、対応の判断がしやすくなりました。
水元 高齢化で認知機能が低下している患者さんが多い中、安全を見守る術が一つ増えたことは現場の大きな安心感につながりました。より有効に活用していくため、グッドプラクティクスを積み重ねてデータ化し、検証していきたいと思います。
【ベッド内蔵型離床センサー連動】
試行錯誤しながら、センサー通知の使い分けの経験則を高めている西野 離床CATCHは、離床後の歩き出しで転倒リスクがある方に使用しています。見守りカメラとの使い分けは、一方を試してみて不足があればもう片方を試してみるという具合に、看護部内で都度相談しながら決めています。ゆくゆくはこの経験則を言語化し、有効な活用方法を確立していきたいですね。
【生体情報モニタ連動】
最上位項目のアラート通知設定で、スタッフコールとの衝突を解消大石 生体情報モニタの最上位3項目のアラートのみ、ナースコールに通知が届く設定にしています。設定以前、モニタのアラート通知と緊急招集時のスタッフコールが同時に鳴り、スタッフコールがかき消されてしまう事象がありました。これに対してケアコムは速やかに原因を解析し、報告してくれました。アフターサポートが手厚くスピーディで、現場はいつも助かっています。
【大型サブディスプレイ】
見やすいベッドマップ表示が、他職種の情報把握に役立っている西野 手書きでベッドマップに患者さんの氏名と部屋番号を記入していた頃は、書き方のバラつきや書き間違え、更新忘れがありました。ベッドマップと電子カルテの連動により情報が自動反映されるようになって、情報の正確性が上がり、クラーク業務の負担も軽減しました。大型サブディスプレイへの画面表示は、他職種の情報把握にも役立っています。
【個別情報廊下灯(カラーパネル付)】
パネルの色分けで、病棟のエリアが直観でわかるように西野 当院は2つの病棟が一直線につながっており、自分がいる場所を把握しづらい構造になっています。個別情報廊下灯のパネルの色を、東棟は青色、西棟は白色に分けたことで、視覚的にエリアがわかるように。患者さんやご家族への病室の説明にも便利です。
※一部、ナーシングプラザ54号より抜粋
(お話しいただいた方)
副院長・看護部長、看護師キャリア支援センター所長 森 悟子さん/看護部次長 大石 祐子さん/看護部師長 西野 隆一さん/医療監査部 医療安全対策課 次長/課長 水元 明裕さん#安全管理 #ケアの質向上
- 納入先情報
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施設名 東海大学医学部付属病院 住所 〒259-1193神奈川県伊勢原市下糟屋143
ホームページ https://www.fuzoku-hosp.tokai.ac.jp/