Cases納入事例
納入事例
飯田市立病院 様
- 業務効率化
ナースコールの老朽化に伴い、業務に活かせる履歴データを取得できるシステムをお探しでした。
飯田市立病院
- 納入前
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JR飯田線飯田駅より車で約10分。南アルプスを望む豊かな環境に位置し、飯田市および下伊那地域全域の医療を支えている。
ナースコールの老朽化に伴い、業務に活かせる履歴データを取得できるシステムをお探しでした。
20年以上前から使用していたナースコールは、患者さんがコールしても呼出音が鳴らなかったり、脱落や断線が頻繁に起こったりと老朽化が進み、早急なリプレイスが必要でした。展示会でNICSS-R8に触れ、呼出履歴のデータを取得できる点や離床センサーへの連動などに大きな魅力を感じ、導入を検討されていました。
- 納入後
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呼出回数や平均応答時間のグラフを分析し、スタッフの動きを把握することに役立てています。また、履歴データを患者さんの急変時のエビデンスとしてご活用。看護師の対応を振り返る際の明確な記録にしています。スタッフの補充などの今必要な対策を、履歴データで客観的に判断できると評価をいただいています。
- お客様の声
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矢沢 患者さんの特徴をつかむためにデータは有効だとかねてから考えていたため、ケアコムのシステムから履歴データを取得できると知ったときは、衝撃を受けましたし、とてもうれしかったですね。以前、データを取ろうと手書きで「正の字」を書きながらコール回数を数えたときはとても苦労しました。正確な情報が簡単にデータ化されることは、とても便利なシステムだと思っています。
大原 ナースコール履歴は、患者さんが急変した際のエビデンスとして大変役立っています。何時何分に緊急コールがあり、看護師は何分でどのような対応をし、そのときモニターはどんな値を示していたのかといった、患者さんへの対応を振り返る際に明確な情報としてデータが残ります。
大鹿 ケアコムに協力いただいて、全病棟分の2月と4月のデータを抽出し、それぞれを比較したグラフを作成しました。ふだんからナースコールへの素早い対応を心掛けているものの、これまでは、実際はどうなのか把握することはできませんでした。データからは、スタッフの行動がしっかりと変化していることが読みとれるので、評価にもつながりますね。
近藤 現在はこれらのデータが取得できることを現場スタッフは知りません。しかし、スタッフにも共有して読みこんでもらえば、私たちでは気付かなかった課題などを見つけてくれそうですね。
矢沢 看護は数値化することが難しいと言われる分野ですが、履歴データは、看護の質を表す一つの臨床指標として大変有効だと感じています。転倒・転落予防につなげるなど、専門性を高めるために今後も活用していきたいですね。
※以上、ナーシングプラザ31号より抜粋
お話しいただいた方
副看護部長 矢沢 洋子さん/看護師長 近藤 世音子さん/看護師長 大原 佐江子さん/看護師長 大鹿 まり子さん/(2014年)
- 納入先情報
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施設名 飯田市立病院 住所 395-0814長野県飯田市八幡町438
ホームページ http://www.imh.jp/