安全管理 データ活用

ご利用者の安全で快適な生活を、職員様が楽しみながら実現できる毎日を目指していらっしゃいました。

納入前

沖縄都市モノレール「ゆいレール」首里駅より車で約5分。介護老人福祉施設嬉の里のほか、デイサービス、居宅介護支援事業所、特定有料老人ホームむつみ寮も併設。ご利用者が快適で楽しい生活が送れるようにと施設の随所にさまざまな工夫がある。見学も随時受け付けています。

旧式のナースコールをご利用だったため、誰がナースコールを鳴らしているのか、どのお部屋からなのかがわからない状況で、対応に時間がかかっていました。また、転倒・転落の事故防止にも多くの課題を抱えていらっしゃいました。

納入後

2016年5月の移転新築を機にユニットケアに変更され、同時にCICSS-R3、PHS連動、ケア履歴管理ソフト、離床センサー連動を納入いただきました。PHS連動では呼出先がひと目でわかるようになり、転倒リスクの高い方へのケアも充実。また、呼出履歴のデータ活用も積極的に行っており、ご家族への説明資料やスタッフ様の指導などに役立てていらっしゃいます。

お客様の声

富山 新しい施設に引っ越すタイミングで旧型からケアコムのナースコールCICSS-R3に変更しました。また、ナースコールに連動したPHSも利用するようになりました。とても便利だと感じる点は、PHSにご利用者の部屋番号とお名前が表示されるところです。コールされている方がひと目でわかるので、素早い対応ができるようになりました。

田崎 ナースコールにセンサーが連動することも、ご利用者のケアが大きく変わり、労働環境の改善にもつながったと思います。

富山 旧式のセンサーを改造しながら手作りでやりくりしていた状態だったため、故障も多く、あまり役に立っていませんでした。ですから、ご利用者がナースコールを押さない限り、職員が居室へ行かなければ様子がわからないことがほとんどです。転倒リスクの高い方の場合は、約5分おきに巡視に行かなければなりませんでしたが、この状況は、ご利用者と職員双方に大きな負担がかかっていました。現在はセンサーが反応すると、PHSに通知がいきます。起き上がるときに転倒リスクがある方には、定時の巡回以外はベッドセンサーを「起き上がり」に設定しているので、ご利用者が動いてセンサーが反応したときに訪室すればよくなりました。職員は、いつ起こるかわからない転倒に不安を抱えながら仕事をしていたため、その状況から解放されて精神的にも安定したことは何よりもよかったことですね。

田崎 最も大きな変化は職員の表情ですね。以前はいろいろなプレッシャーがあったと思いますが、今は余裕がもてるようになったようで、仕事を楽しんでいる様子が見受けられます。こうした職員の変化は、ご利用者に対しても大きなプラスになること。システムを一新して本当によかったと私も感じています。

富山 ケア履歴管理ソフトは、ナースコールと同時に導入しました。ナースコールの呼出履歴のデータは、主に事故があったときの時間確認に利用することが多いです。事故対応の振り返りには、事故が起きた正確な時間と対応までどの程度の時間を要したのかなど、状況確認が重要になります。しかし、いったん転倒・転落などの事故が起きてしまうと、職員は救助を最優先にしますから、対応した内容はしっかりと記憶していても、時間に関しては曖昧になりがちです。職員からの報告は、「だいたいこれくらいだったはずです」となってしまい、これではご利用者のご家族にも納得していただけません。ナースコール導入後は、呼出履歴を振り返りながら、「ナースコールがきちんと鳴っていたのか」「センサーが反応してからどれくらいの時間をかけて対応していたのか」などを確認することができるようになりました。以前、ご家族の方に事故の報告をするために、データをもとにお話しをさせていただいたこともありました。

また、転倒の理由がわからない職員に対して、データという事実に基づいた指導もできます。「ナースコールが鳴ってからこれだけの時間がかかっているから、部屋に向かっている間に転倒していることが考えられるよね」と伝えると、「自分ではそこまで時間がかかっていたと思っていなかった」と職員は気づきます。自分の感覚と実際のギャップを理解してもらうのにも、履歴データは役立ちます。今後も、職員のナースコールに対する意識を高めるために、履歴データを活用していきたいと考えています。

 

※以上、ナーシングプラザ37号より抜粋

お話しいただいた方)
施設長 田崎(ベンター)公子さん/養護課主任 富山 廣太さん/(2016年)

納入先情報


施設名社会福祉法人千尋会 介護老人福祉施設 嬉の里
住所
  • 〒901-1105   沖縄県島尻郡南風原町新川538
ホームページ https://www.chihirokai.or.jp/