業務効率化

手作業で行っていたデータ集積を効率化し、業務改善に向け課題を抽出するためのシステムをお求めでした。

納入前

JR熊本駅よりバスで約20分。「救急医療」「高度医療」「地域医療と予防医学」「医療人の育成」という4つの基本方針の中でも特に救急医療に力を入れ、「断らない救急」に取り組んでいる。

呼出と応答機能のみを有したボード型のナースコールシステムを利用されていました。看護師の業務量を把握するために、2000年代から呼出履歴データを手作業で収集していました。これにより見えてくる課題もあり、データは業務改善のために有用だと感じられていましたが、紙上での作業は正確性に欠け、手間もかかっていました。そのような中、電子カルテの導入とナースコールの老朽化に伴い、システムの一新をご検討されました。

納入後

呼出履歴の蓄積とデータ分析による現場の見える化をサポートする点を評価され、複数のメーカー製品の中からNICSS-R8をお選びいただきました。呼出履歴はグラフなどの実用的なデータに加工し、現場を見える化。データから現場の改善点を見出し、新たな課題設定をされました。そして、転倒・転落防止を強化したり、看護補助者の夜勤を導入し人員配置を調整するなど、業務改善につなげていらっしゃいます。

お客様の声

堀田 2013年7月より履歴データの分析を開始しました。大きな気づきにつながったのは、時間帯別の呼出回数のデータです。脳卒中センターや心臓血管センター西館、四肢外傷センターなどは、夕方(16時)~就寝(22時)に呼出が多いことがわかります。夕方以降は、術後や検査後の患者さんの帰室が重なり業務が増える一方、看護師の人数は減る時間帯でもあります。さらに呼出回数も多いとなると、呼出対応に追われている看護師の姿を容易に想像することができます。24時間、緊急患者の手術や治療に対応する急性期病院の実態ともいえ、夜間の看護師配置における課題が浮き彫りになりました。
この課題を解決するため、2014年10月から一部の病棟で看護補助者の夜勤を導入し、指導と教育を行った上で、患者さんの生活の援助を担当するよう体制の変更を試みました。

木庭 以前は、夜の申し送り時にナースコールで中断されることが多かったのですが、21時前後に看護補助者がラウンドしているので、呼出回数自体が減少しましたし、看護師は業務に専念できるようになりました。また、24時間救急を受け入れていることもあり、日によってはロング日勤帯の残業が1時間を超えることもありましたが、ほとんど時間内で終了するようになりました。看護補助者への業務移譲により業務の中断がなくなったことが仕事の効率化につながっています。

宮下 NICSS‒R8を導入してから、私たち看護の現場にもさまざまな変化がもたらされました。履歴データを収集するだけでなく、それを活かして改善活動や品質管理につなげていくサイクルは、当院にとってすでに日常的に取り組むこととして浸透しています。看護管理者だけで推し進めるのではなく、現場も一緒に考える機会にすることが大切で、今後もさまざまなことを見える化しながら、看護部全体で看護の専門性を追求していきたいと考えています。

※以上、ナーシングプラザ33号より抜粋

お話しいただいた方
看護部長 宮下 恵里さん/副看護部長 堀田 春美さん/消化器病センター副看護師長 木庭 薫さん/(2015年)

納入先情報


施設名社会福祉法人 恩賜財団 済生会熊本病院
住所
  • 861-4193   熊本県熊本市南区近見5-3-1
ホームページ http://sk-kumamoto.jp/