Cases納入事例
納入事例
医療法人三州会 大勝病院 様
- 情報共有
- 業務効率化
- 課題の見える化
専門性の高さを評価してケアコムのシステムを導入。導入後は患者対応にさまざまな変化が表れています。
- 納入前
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JR指宿・枕崎線の南鹿児島駅より徒歩で約7分。1980年、全国に先駆けて脳神経内科・リハビリテーションの専門病院として開院した大勝病院様は、2020年4月に新病院へ新築移転されました。脳神経疾患や神経難病などを中心に、急性期から慢性期、回復期までの一貫した診療に力を入れ、成果を挙げています。
旧病院で使用していたナースコールは、病室単位で呼出がかかるナースコールでした。1病室単位でしか呼出先を把握することができず、どの患者さんから呼出されているのかがわからない状況で、それによってさまざまな課題が生じていました。
- 納入後
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NICSS-EX8に更新してからは、呼出患者の名前がすぐにわかるようになり、看護師さんが患者さんに「呼びましたか?」と聞いて回っていた以前の苦労が解消されました。各種情報を大きく表示することができる大型サブディスプレイも、多職種で活用されています。さらに、呼出履歴の活用にも取り組み始め、呼出の応答時間の短縮や、センサー類の設定基準の見直しなどのさまざまな課題を検証するためにデータを活用される予定です。
- 納入システム
- お客様の声
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中村 旧病院は他社製のナースコールだったのですが、ナースコールを専門に取り扱っているケアコムさんであれば信頼できると思い、今回採用することになりました。ナースコールと、センサーベッドや電子カルテなどとの連動性の高さも選定の決め手になりました。
川内 NICSS-EX8では、呼出した患者さんの名前が表示されるため、その患者さんのもとへすぐに向かうことができます。患者さんの声をタイムリーに拾えて、看護師は素早く行動に移せるので、患者さんをお待たせする時間が減ったのではないかと思います。
上大川 ナースコールを押した患者さんの名前が、大型サブディスプレイに大きく表示されるのも便利ですよね。病室の配置を再現した「レイアウト表示」もとてもわかりやすく、病棟内のどの辺りの病室からナースコールが鳴っているのかが視覚的に、かつ瞬時に把握できるようになり、次の行動に移しやすくなったと感じます。
酒瀬川 医師やリハビリスタッフなどの他職種が、受けもち患者の病室を探すのに、ディスプレイを見ている姿をよく見かけます。そこで得た情報を頼りに、動きやすくなっているようです。
上大川 各病室の入口にある個別情報廊下灯もとても役立っています。患者さんから呼出があると、その病室の代表灯が点滅します。目に光がパッと入るので、どの病室からなのかが大変わかりやすいです。
中村 ベッドサイド表示システムも採用しました。特殊疾患病棟に新設した観察ケアユニットの9床に設置しました。観察ケアユニットに入院される患者さんは、人工呼吸器を必要とするような方が中心です。ベッドサイド表示器には、主治医や担当看護師の情報をはじめ、たくさんの情報を一度に表示できるため、今後、そうした重症度の高い患者さんのケアに役立つ情報を工夫しながら表示し、スタッフ間で活用していきたいと思っています。
酒瀬川 先日、ナースコールの呼出履歴のデータを提供していただきました。三ヵ月分のデータをそれぞれの病棟で分析してもらうなど、当院でもデータ活用が始まっています。
川内 私の病棟では、履歴データからわかったことを、患者さんへの情報提供として活用しています。退院して自宅に帰る患者さんの例ですが、その患者さんは入院中、おむつ交換の時間以外にも排泄のために頻繁にナースコールを押されていました。呼出時間の履歴データを見ると、ナースコールをよく鳴らしている時間帯がわかったため、「この時間に排泄ケアを行われるとよいですよ」と、患者さんのご家族にお伝えしました。訪問看護師などにも同様に情報を提供したので、そうした動きは退院支援につながっていると思います。
※以上、ナーシングプラザ45号より抜粋
(お話しいただいた方)
看護部長 酒瀬川 孝子さん/師長 上大川 久美子さん/副師長 川内 奈津希さん/法人事務局 中村 公則さん/(2020年12月オンライン取材)
- 納入先情報
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施設名 医療法人三州会 大勝病院 住所 〒890-0067鹿児島県鹿児島市真砂本町3-95
ホームページ https://ookatsu.jp/