Cases納入事例

納入事例

社会福祉法人 北光会 特別養護老人ホーム 大鰐ホーム 様

  • 転倒・転落対策
  • 業務効率化

ベッド内蔵型システムとナースコールの連動で、より早く、確実なご利用者の支援が可能になりました。

納入前

JR奥羽本線大鰐温泉駅より車で約10分。「利用者のかたがたのよろこび」「私達のよろこび」「地域のかたがたのよろこび」を大切に、笑顔あふれるあたたかい介護を実践されています。
新型コロナ対策による個室の増築が、施設内の備品やシステムを見直す大きなきっかけとなりました。ベッドの老朽化や、もともと使用されていたCICSS-EX3と連動できることがきっかけとなり、ベッド内蔵の見守りケアシステムM-2も導入されました。

納入後

「動き出し」「起き上がり」「端座位」「離床」と、ご利用者の状況を細かく検知できるようになり、ご利用者のもとへ駆けつけるスピードが格段にあがりました。加えて、排泄介助や転落の防止などに効果が表れているといいます。システム導入に合わせて施設内のWi-Fi環境も整備したことも、「ICT化の足掛かりになる」とご満足いただきました。

お客様の声

藪谷 現在は、5名のご利用者が見守りケアシステムM-2とCICSS-EX3の連動システムを利用しています。ベッドをよりよく活用するために行っているのが設定の確認や微調整です。実際に介護士がベッドに寝てみて、10回以上、「どの程度、身体を起こすとセンサーが反応するのか」「通知を受け取って駆けつけたときにどのような状態になっているのか」などをチェックしました。その結果をもとにして、ご利用者に合ったモードに設定し、現在も、日々の介護の中でこまめに設定を調整しています。
一戸 こうした細かな確認や微調整を積み重ねてきたことで、よりよい活用ができていると感じます。最近では、どの方にどんな設定をすればよいのか、かなりスピーディーにわかるようになってきました。
工藤 「動き出し」「起き上がり」「端座位」「離床」を細かく検知できるようになったことで、これまでより早く居室に向かえるようになり、転落に至る前にご利用者を助け出せたこともあります。夜間帯のヒヤリハットが減ったように思いますね。
奈良岡 これまでとは比べ物にならないくらい、早くご利用者の所に介助に行けるようになったと感じています。最も印象に残っているのが、お小水に難を抱えていたご利用者のことです。これまではセンサーマットでベッドから離れたことを検知し、PHSで確認してから介助に向かうという流れで排泄介助をしていたのですが、それでは間に合わずに、衣類を汚してしまうことが多かったんですよね。
ところが、新しいシステムによって、ベッドから上半身を起こした時点で通知される設定にできるようになり、これまでよりも数十秒早く駆けつけることが可能に。これによって、ご利用者が衣類を汚すことがほとんどなくなりました。何よりうれしかったのが、「汚してしまってごめんなさい」ではなくて「手伝ってくれてありがとう」という言葉が聞けるようになったこと。その変化や笑顔を見て、改めて、清潔かつ快適に、その人らしい生活が送れるよう支援することの大切さを実感しました。
藪谷 ほかに、看取り介護の際にも大いに役立っています。現在、看取り介護のご利用者には個室に入っていただき、コロナ禍ではありますが、可能な限り家族で過ごす時間をもつようにしていただいています。バイタルをスタッフステーションで確認できるようになったことで、最期の大切な時間を、ご家族だけで、最大限に使っていただけるようになりました。システムを導入したことで、介護士の負担を減らすというだけでなく、ご利用者やそのご家族にも、より安全で安心な、あたたかい介護が提供できるようになったと感じています。

※以上、ナーシングプラザ46号より抜粋

(お話しいただいた方)
介護リーダー 藪谷 繁寿さん/介護サブリーダー 奈良岡 千鶴さん介護サブリーダー 工藤 智恵美さん/介護サブリーダー 一戸 紀子さん(2021年6月オンライン取材)

納入先情報
施設名 社会福祉法人 北光会 特別養護老人ホーム 大鰐ホーム
住所

〒038-0211青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字萢頭9-2

ホームページ http://www.owani.com/