Cases納入事例

納入事例

地方独立行政法人 福岡市立病院機構 福岡市民病院 様

  • データ活用
  • 働き方改革

ナースコール呼出回数の「見える化」で、多忙な看護師の働き方を改善。呼出対応のスピードにも確かな効果を実感。

納入前

JR鹿児島本線「吉塚駅」より徒歩約4分。福岡市民病院様は、福岡市内の急性期病院として主に二次救急を担っています。
看護師の働き方の改善に積極的に取り組むなかで、忙しさの一因である頻回なナースコールの呼出回数を把握する術がないことが課題でした。また、ナースコールの呼出通知がPHSや廊下表示に限られていたため、一部の現場スタッフに対応の負担が偏っていたといいます。

納入後

NICSS-EX8の呼出履歴管理機能により、看護師の忙しさを数値として「見える化」。呼出種別件数のデータは、離床センサーの設定の見直しにもつながっているといいます。さらに、ナースコールの呼出履歴見える化ツールの導入で、病棟全体の呼出履歴をひとつのパソコンで把握できるようになり、毎日の集計作業効率が上がりました。
また、NICSSモバイル機能ソフトで電子カルテ用パソコンにもナースコール呼出が通知されるようになったことで、呼出に気づくスタッフが増え、呼出対応のスピードも改善したそうです。

お客様の声

田邉 昨今は、終業後も帰れなかったり、就業時間前から業務をする看護師の姿が多くなり、データには表れない部分を含めた時間外勤務が大きな課題となっていました。
檜室 今まではスタッフの忙しさを感覚的にしか把握できず、「夜勤中のナースコール対応が大変だったんです」と朝に伝えられても、明確にそれをわかってあげられませんでした。しかし、今は数値として呼出関連のデータを確認できるので、どれくらい大変だったのかが把握できるようになりました。
香西 ナースコールの呼出履歴見える化ツール導入前は、各病棟に赴き、親機で呼出履歴を確認していましたが、ナースコールの呼出が入るたびに画面が切り替わってしまい、毎日集計をするのにかなり時間を要していました。今は看護部長室の自分のパソコンで呼出履歴を確認できるようになり、月ごとなど一定期間で履歴を見ることができるので、働き方の見直しなどで活用したいと考えています。
池田 新しいナースコールは、緊急呼出が赤色で表示されるなど、色でも優先度を判断できます。それが電子カルテ用パソコンでもわかるので、急いで対応できたという事例もありました。
香西 NICSSモバイル機能ソフトの導入後に行ったスタッフへのアンケートでは、「ナースコールに早く気づけるようになったと感じるか」という問いに対し、82%が「感じる」と回答しました。加えて、「ナースコールに気づくことが多くなったと感じる」と回答した人も86%に上り、呼出への気づきという点で、確かな効果を感じています。
田邉 看護師は、通常業務の忙しさから、現場課題の見える化にまでなかなか手が回りませんし、データ活用が苦手な方も多いと思います。ですから、ケアコムさんには今後ともご協力いただけるととてもありがたいです。

※以上、ナーシングプラザ49号より抜粋

(お話しいただいた方)
看護部長 田邉 郁子さん/副看護部長 香西 江利子さん
看護師長 檜室 豊美さん/医療安全管理者・看護師長 池田 妙子さん

納入先情報
施設名 地方独立行政法人 福岡市立病院機構 福岡市民病院
住所

〒812-0046福岡市博多区吉塚本町13-1

ホームページ https://shiminhp.fcho.jp/