Cases納入事例

納入事例

医療法人社団 同愛会病院 様

  • 安全管理
  • 多職種連携
  • データ活用
  • 病床管理

空床がひと目でわかるベッドマネジメントシステムの共創で、迅速なベッド調整と入退院の回転率向上を実現。

納入前

JR総武本線「新小岩駅」よりバスで約8分。二次救急医療機関として、地域密着型の医療を提供する同愛会病院様は、新病院への建て替えを機に生体情報モニタとの連動が可能なナースコールシステムに一新しました。
ナースコールの刷新とともに今回共創したのが、ベッドマネジメントシステムです。従来の紙ベースでの運用では、入力漏れや紛失のリスクに加え、空床調整や情報共有の煩雑さが課題となっていました。そこでタイムリーな情報収集と円滑な病床活用を目的に、綿密に打合せを重ね、同院オリジナルのシステムを完成させました。

納入後

ナースコールと生体情報モニタの連動により、アラートがナースコールとして通知されるようになりました。以前はステーションのモニタでしか確認できなかったアラートがナースコールと連動しているPHSでも確認でき、患者さんの異変に早急に対応できるようになったといいます。またナースコールの呼出履歴は、患者さんの部屋移動や稼働病棟数の検討材料として活用いただいています。

さらにベッドマネジメントシステムの刷新により、他病棟のベッド状況もひと目でわかるように。多数の入院予約が入った際にも病棟間の連携で迅速に調整できるようになりました。

お客様の声

森田 以前はナースコールと生体情報モニタが連動しておらず、アラートがどこで鳴っているのかは、ステーションのセントラルモニタで確認するしかありませんでした。患者さんの急変に早く気づけるのではないかという期待から、導入を決意しました。

安部 夜中に、ある患者さんがVFを起こしたのですが、PHSにナースコール通知が入ったことで、すぐに看護師が急変に気づけたそうです。夜勤中は看護師が2名と少人数です。ナースコールと連動していたことが患者さんの救命につながりました。

中村 私の病棟では、ナースコールの呼出回数を部屋移動の参考にしています。例えば、センサー呼出が多い方やナースコールが頻回な方のお部屋を、ステーションの近くに変更したこともありました。私たちもすぐに訪室できますし、患者さんにとっても、呼んだらすぐに来てくれる安心感につながると思います。

森田 以前、当院ではベッドコントロールを紙ベースで運用していました。病棟全体のベッド状況を把握しているのが看護部長のみでしたから、他病棟のベッド状況を知りたいときは、電話をして確認しなければいけない煩わしさもありました。

 新しいシステムは、空床がオレンジの枠で表示されるので、どこのベッドが空いているのかがひと目でわかるようになりました。入院予定患者さんをどこのベッドに入れるかもシミュレーションできます。

安部 他病棟のベッド状況が把握できること、そして自分たちでベッドコントロールができるメリットは大きいですね。

鈴木 外来で救急要請が入った際に先生から空床があるかどうかを必ず確認されます。ひと目でどこが空いているのかわかるのは本当に助かります。

田島 ベッドの調整以外にも、スタッフが1週間表示で退院・入院予定を確認し、その週の病棟内の動きを事前に把握できるようになりました。

※以上、ナーシングプラザ50号より抜粋 

(お話しいただいた方)
看護部長 森田 佳代子さん/病棟師長 中村 幸恵さん
病棟師長 安部 美幸さん/病棟師長 林 夏樹さん
病棟師長 田島 俊子さん/外来主任 鈴木 あゆみさん

納入先情報
施設名 医療法人社団 同愛会病院
住所

〒132-0031東京都江戸川区松島1-42-21

ホームページ https://www.douaikai.jp/