Cases納入事例

納入事例

社会医療法人社団 正峰会 介護老人保健施設 アザレア舞鶴 様

  • 業務効率化
  • ケアの質向上
  • 見守り

インカム・スマホ連動の導入で、ICT活用の効果を模索。部署間の連携がスムーズに。

納入前

JR「西舞鶴」駅より車で約12分。開設から20年を迎えたアザレア舞鶴様は、ナースコールのCICSS-EX3への刷新を機に、スマートフォン(以下、スマホ)、インカム、見守り支援システム連動を導入されました。

導入前は、職員の訪室回数の多さとナースコールの対応作業の煩雑さが課題となっていました。また職員間のコミュニケーションでも、対応のお見合い状態があるなどの問題を抱えていました。ICTの本格導入により、職員の業務負担と精神的負担を軽減し、サービスの質を向上することを目指していました。

納入後

インカムとスマホ連動の導入により、インカムには自動音声で、スマホには画面上の通知表示で、ご利用者の部屋番号と呼出種別が一斉通知されるようになりました。このことで優先すべき訪室が判断できるようになり、また耳から通知が入ることで、作業中の対応も簡単になりました。インカムは主に職員間のやり取りに役立てられており、対応スピードも向上したといいます。

また見守り支援システムの連動により、ナースコールに通知が入り、ご利用者の呼吸状態の変化にいち早く気づくことができるようになりました。睡眠状態が可視化できたことで、看取りケアや夜間不眠のケアに役立っているそうです。システムの活用方法については推進チームで定期的に話し合い、実践と見直しを通してより効率的な使い方を模索されています。

お客様の声

田村 当施設では多くのご利用者に入所いただいており、ナースコールシステムを刷新することで一刻も早くサービスの質を上げたいという考えが強くありました。また府内中心部から遠い立地にあるため、人材確保においてもICT活用による働きやすさの改善は魅力の一つになるのではという期待もありました。
中島 ナースコールシステムの老朽化に伴う更新を契機に、施設全体の生産性と職員のモチベーションの向上を目指して、約1年前からICT活用の導入に向けて動き出しました。システムの更新にあたっては京都府の介護ロボット等導入支援事業による補助金を活用しました。

小山 以前のナースコールは部屋番号のみの通知でご利用者の状態まで分からなかったため、訪室の緊急性が判断できず、ナースコールが鳴るたびに訪室して確認する必要がありました。またナースコールが複数同時に鳴ったときには1件ずつしか対応できず、次の対応が遅れることもあり困っていました。
スマホとナースコールの連動により、スマホ画面の表示色の違いで呼出種別がひと目で識別できます。インカムでの音声通知も、一般呼出の場合は「〇号室のナースコール」、センサー呼出の場合は「離床」といった情報で識別が簡単ですし、作業中にスマホを操作できないときでも耳から情報が得られるようになったのでとても便利です。優先すべき訪室が判断できるようになり、ケアの充実につながっていることを実感しています。

中島 ご利用者の状態が視覚と聴覚両方から即時通知されるようになり、ナースコールへの応答スピードが向上したと思います。

※以上、ナーシングプラザ51号より抜粋
(お話しいただいた方)
事務長 田村 彰さん/事務部課長 大治 陽輔さん
舞鶴エリアシステム管理課 課長 中島 志さん/施設サービス部課長 小山 真澄さん

納入先情報
施設名 社会医療法人社団 正峰会 介護老人保健施設 アザレア舞鶴
住所

〒625-0085京都府舞鶴市和田1055-1

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