Cases納入事例
納入事例
医療法人 敬歯会 介護老人保健施設 けいあいの郷 西谷 様
- 情報共有
- 業務効率化
- ケアの質向上
ICT活用で創出した「余白の時間」が、職員の働き方や利用者へのケアに変化をもたらした。
- 納入前
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相鉄本線「西谷駅」から徒歩で7分。けいあいの郷 西谷様は、利用者が自立した日常生活を送れるよう、一人ひとりに合ったケアプランで支援する介護老人保健施設です。システムの老朽化による不具合の解消や職員の負担軽減、そして利用者との時間の創出を目的に、ナースコールの更新をはじめ、ケアコムの連動システムを採用いただきました。
- 納入後
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導入いただいたのは、PHS連動、見守り支援システム連動(以下、眠りSCAN)、介護ソフト連動です。システムを導入後、先回りしたケア、適切なセンサー設置、記録時間の短縮など、さまざまな場面でICT活用による成果を実感されています。中でも効果を感じているのが、職員に「余白の時間」ができたことだそう。新たに生まれた時間で、職員が利用者とより深く関わろうとする姿勢が見られ、一人ひとりに寄り添った対応を実現されています。
- お客様の声
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中原 ナースコールは、呼出種別ごとに呼出音を変えられる機能が便利です。今までは、一般呼出とセンサー呼出の呼出音が同じで区別がつかない仕様でした。今は一般呼出なのかセンサー呼出なのかを音で判別できるので、対応の優先順位をつけやすいです。
藤巻 呼出種別ごとの音の鳴り分けは、センサーを外すかどうかの判断にも役立っていると感じます。施設で過ごす中で、ご自身でナースコールが押せるようになるなど、できることが増えていくご利用者様もいらっしゃいます。基本的にナースコールで職員を呼んでいただける場合、センサーを設置する必要がないこともあり、不要なセンサー設置の防止にもつながっています。
私は、本来ナースコールを押せるにもかかわらず、センサーが反応して職員が駆けつけることを繰り返せば、ご利用者様自身が考えたり、行動する機会を損ないかねないと思っています。呼出種別ごとに呼出音を変えられる機能は、ご利用者様の意思を尊重することにもつなげられるのではと考えています。
中原 ナースコールとの連動が役立った印象的なエピソードがあります。ベッド上で脱衣し排尿をしてしまう課題を抱えていたご利用者様に、眠りSCANを設置しました。システム導入前は離床センサーを設置していましたが、センサーが鳴って駆けつけたときには、すべての衣類やシーツ類を交換しなければならないことが度々あったのです。
眠りSCANのアラートを「覚醒」に設定してみると、ご利用者様が眠りから覚め体が動き始めている状態でナースコールに通知が入るため、離床よりも早い段階で駆けつけることができるようになりました。今はそのタイミングでトイレ誘導などを行っています。ご利用者様が夜間眠れないときには、お話を聞いて差し上げる時間ができたりと、ご利用者様に寄り添った対応もできるようになりました。
中原 ナースコールと介護ソフトが連動したことで、記録時間は大幅に短縮されました。システムを導入する前は、対応時間や内容をメモに走り書きしておいて、後でまとめて記録していました。日勤のリーダーは60人分のご利用者様の記録をすべて手書きしていたので、ナースコールに関する時間の記録だけでも1時間はかかっていたと思います。今は介護ソフトを操作すれば、呼出時間や呼出種別がすべて記録に反映されるので、5分もかからず記録が完了します。
藤巻 一番の効果として感じているのは、職員に「余白の時間」が生まれていることです。システムがつながったことで、以前よりも確実に職員の業務負担は軽減できていると思います。現場を見ていると、新たに生まれた時間で職員がご利用者様とより深く関わろうとする姿勢が感じられてうれしいですね。ICTの活用が職員の心の余裕につながり、働き方もご利用者様への関わり方も変化していることを実感しています。
※以上、ナーシングプラザ51号より抜粋
(お話しいただいた方)
事務長 藤巻 純美さん/療養介護課 主任 中原 陽子さん
- 納入先情報
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施設名 医療法人 敬歯会 介護老人保健施設 けいあいの郷 西谷 住所 〒240-0052神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷町1018-2
ホームページ https://keiainosato-nishiya.jp