Cases納入事例
納入事例
医療法人せいふう会 宇治リハビリテーション病院 様
- 安全管理
- 転倒・転落対策
転倒・転落のリスクを減らし、安心・快適なリハビリ環境の実現へ
- 納入前
-
全床が回復期リハビリテーション病棟の専門病院である宇治リハビリテーション病院様では、患者さまの生活動作を伸ばす中での転倒・転落対策が最重要課題となっていました。以前導入していた離床センサーのみでは対応が間に合わないことがあり、対応スピードの向上が急務でした。
2023年の新築移転を機に、患者さまのADLにあわせた呼出設定ができるよう新システムを導入いただきました。
- 納入後
-
見守りカメラシステムとの連動を導入したことにより、スタッフステーションにある遠隔モニターで病室内の様子が確認できるようになりました。センサー呼出時にも映像で患者さまの様子を把握できるため、訪室の判断がしやすくなり、特に人員が少ない夜間帯の職員さまの負担が軽減されました。またリアルタイムで患者さまの状況が把握できることで、身体拘束を減らすことができ、患者さまの安全確保とストレスの軽減の両立にもつながっているといいます。
- お客様の声
-
【見守りカメラシステムとの連動】
夜間のベッドサイドを遠隔でチェック 転倒・転落対策への効果を実感吉田 患者さまにはリハビリを通してご自身でできるようになったことを生活の中で生かしていただくことを大切にしていますが、それには転倒のリスクが伴います。何よりも患者さまの安全を確保することが、今回のナースコールシステム刷新の決定打となりました。
田中 見守りカメラは、離床センサーと併用する形で、見守りが必要な患者さまのベッドに設置しており、主に夜間に病室内の様子をナースコール親機のモニターで確認しています。離床センサーのみを使用していた頃は、センサー呼出があれば部屋に駆けつけていましたが、遠隔で様子が確認できるようになり、訪室の優先順位がつけられるようになりました。またADLの状態に合わせてアラート通知のタイミングも変更できるので、危険行動を事前に判別するのにとても役立っています。
吉田 部屋が薄暗い状態でもモニター映像で患者さまの動きが確認できるので、睡眠状態の把握にも便利です。ある時には、布団の中で脱衣している動きに気づき、声かけしたところ、排泄があり不快な状態であることを察知。すぐに対応することができ、再び熟睡していただくことができました。こうした気づきのケアにつなげることができてよかったです。
田中 ある患者さまはベッドからの転落予防のため四点柵を設置していましたが、動きが激しく、柵を乗り越えてしまうことがありました。見守りカメラを設置したところ、休息されているのか動いているのかひと目でわかり、行動の理由を早期に確認できるように。安全を守るうえでもとても助かっています。
吉田 患者さまの安全を守るためには身体拘束をせざるを得ない状況がありましたが、不快感から自己抜去される方が多くいらっしゃいます。映像で安全が確認できるようになったことで、身体拘束を減らし、患者さまの抑制を軽減できたことに満足しています。
【エリア検知呼出システムとの連動】
患者さまのストレス軽減、離棟の未然防止に効果吉田 以前、離棟のおそれがある患者さまも離床センサーの通知で対応していましたが、それでは間に合わないことがあり、エリア検知呼出システムを導入しました。ICタグを着けた患者さまがエレベーター前に来ると、IoTゲートウェイが検知して通知されるため、職員もすぐに駆けつけることができます。ご本人もストレスなく自由に移動できるようになったのはよかったです。
【PLAIMH NICSS】
電カル情報の自動反映により、入力作業が大幅に短縮田中 ナースコールのほかの機能では、電子カルテとの連動により患者さま情報が一括で親機に反映されるため、入力作業が短縮されました。以前は患者さまの名前をシールに刻印して親機に貼り、センサーがついている方を識別していましたが、ベッド移動時などにシールの貼り替えを忘れることがありました。そのようなヒューマンエラーも大幅に減ったことも実感しています。
吉田 ナースコールシステムの活用はまだ試行錯誤の連続で、機能すべてを有効的に使えていないのが現状です。ぜひケアコムさんには今後も講習会などでさまざまな活用方法を共有していただき、システムを最大限に活用してケアの向上につなげていきたいですね。
※一部、ナーシングプラザ52号より抜粋
(お話しいただいた方)
主任 吉田美香さん/田中愛貴さん#リハビリ #転倒・転落対策
- 納入先情報
-
施設名 医療法人せいふう会 宇治リハビリテーション病院 住所 〒611-0033京都府宇治市大久保町井ノ尻43-1
ホームページ https://www.uji-rh.jp/