Cases納入事例
納入事例
トヨタ自動車株式会社 トヨタ記念病院 様
- 安全管理
- 転倒・転落対策
患者状況を映像でリアルタイムに把握。3つのシステムの連動を生かし活適なケアを提供。
PLAIMH NICSS親機
ベッドサイド
IPカメラ
トイレ離座検知システム
- 納入前
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名古屋鉄道「豊田市駅」より名鉄バス「トヨタ記念病院行」で約25分。トヨタ記念病院様では、2023年5月の新棟オープンを機に、ナースコールをはじめさまざまな新システムを導入いただきました。以前は、マットセンサーによるセンサー呼出があるとすぐに駆けつける体制で、看護師が常に走り回っている状況だったといいます。また、患者さんと看護師の間で見守りに対する考えに相違があり、患者さんには過度な見守りと受け取られることもありました。トイレの見守りにも課題があり、特に看護師の数が少なくなる夜間には、安全面に不安があったといいます。
- 納入後
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離床CATCH、IPカメラ、スマートフォンを連動させたことにより、センサー呼出時の患者さんの状況を手元のスマートフォンで映像として確認できるようになりました。この仕組みにより、遠隔での見守りが可能になり、過度な訪室が減少しました。導入前の課題だった患者さんの見守りに対する不満も軽減されました。
また、トイレ離座検知システムの導入により、患者さんのプライバシーを守りながら、より安全性の高い見守りが実現したといいます。
- お客様の声
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【離床CATCH/IPカメラ/スマートフォン連動】
離床CATCH、IPカメラ、スマートフォンの連動で、
看護師・患者さん双方に快適な見守りを。成瀬 離床CATCHからの通知は「起き上がり」「端座位」などの動作別に設定しています。ナースコールに通知が届くと、手元のスマホで患者さまの状況を映像で確認しています。
元岡 以前は、多床室でセンサー呼出があると、看護師が駆けつける際のドアの開閉やカーテンを動かすなどの些細な物音で同室の患者さまが目を覚ましてしまい、睡眠の妨げになることがありました。しかし、現在はIPカメラの映像で様子を確認し、見守りで問題がないと判断した場合には訪室しなくても済むときがあります。これにより、患者さまの快適な入院生活に貢献できていると思います。
織田 IPカメラが起動するのは、離床CATCHからの呼出があったときのみです。常時撮影は行っておらず、録画もしていません。こうした仕組みにより、患者さまやそのご家族のIPカメラ利用への懸念が軽減され、納得していただけるようになっています。
成瀬 見守りの質が大きく変わりました。こちらとしては安全を守るための見守りですが、患者さまにとってはその必要性がわからないこともあります。以前は、「どうして何度も訪室するんだ」「もう来なくていいよ」といったやりとりも多々発生し、それだけで神経をすり減らしていた看護師も多かったと思います。こうしたやりとりが少なくなり、現場の看護師の気持ちにゆとりができ、以前よりも優しい看護を実践できるようになったと感じます。
【PLAIMH NICSS】
親機上でセンサーの稼働状況の把握が可能
確認業務の負担が軽減された。成瀬 ナースコールは呼出種別ごとで呼出音を分けられるところがいいですね。以前は、一般呼出もセンサー呼出もすべて同じ音だったため、呼出が入るとすぐに駆けつける体制で看護師が走り回っていました。今は呼出の理由が音でわかるため、呼出対応の優先順位もつけやすくなっていると思います。
織田 ナースコール親機で離床センサーの稼働状況が把握できるのは助かります。当院はセル看護提供方式Ⓡ※2を採用しているため、日勤帯は基本的に看護師がベッドサイドに常駐しており、センサーを切っていることがあります。夜勤時にセンサーがすべて作動しているかどうかを親機の画面上で確認できるため、確認のために訪室する必要がなくなり、業務負担の軽減につながりました。
※2 セル看護提供方式Ⓡは、株式会社麻生の登録商標です
【トイレ離座検知システム】
安全とプライバシー
2つを守れるトイレ離座検知システム。成瀬 以前はトレイの見守りに必要以上に気を配っていたと思います。扉の外から何度もお声がけしたり、聞き耳をたてたりしていました患者さまにはプライバシーの侵害だと思われるだろうと感じながらも、安全第一を優先して対応していました。
今では、患者さまの立ち上がり動作や前方ボードの動きをセンサーが検知すると、ナースコールに通知が入る仕組みになっています。この仕組みにより、患者さまが動いたことを知らせてくれるため、看護師の気持ちに少しゆとりが生まれたように思います。また、呼出があってトイレに入ると、便座から患者さんがずり落ちそうになっていることもありました。前方ボードがなければ転倒していたかもしれません。安全を担保しながら、患者さまのプライバシーも守れる見守りができるようになったと感じます。
※一部、ナーシングプラザ52号より抜粋
(お話しいただいた方)
総看護長 元岡 久代さん/副総看護長 織田 佐知子さん/看護長 成瀬 美和さん#転倒・転落対策 #安全管理
- 納入先情報
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施設名 トヨタ自動車株式会社 トヨタ記念病院 住所 〒471-8513愛知県豊田市平和町1-1
ホームページ https://www.toyota-mh.jp/