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お役立ち 2023.12.07
介護施設における見守りカメラの選び方や導入時の注意点を分かりやすく解説

介護施設で最も重要視されるのは患者さん・ご利用者の安全です。介護施設では転倒・転落をはじめ誤飲や誤嚥、施設からの脱走などの事故が起こらないように対策を講じておく必要があります。
このような事故を未然に防ぐために、見守りカメラを導入している施設が増えてきています。
しかし、「見守りカメラの種類が多く、どれを選べばいいか分からない」「見守りカメラがプライバシーの侵害にあたるのではないか」といった理由から、見守りカメラの導入を戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、見守りカメラの選び方や設置する際の注意点について解説します。
▼目次
1.介護施設には見守りカメラが必要?
介護施設で働くスタッフは、限られた人数で複数の患者さん・ご利用者の安全を守ることにプレッシャーを感じることも多いのではないでしょうか。
見守りカメラを導入することで患者さん・ご利用者を見守る目が増えるため、転倒や転倒による事故をいち早く発見できる可能性が高まります。
見守りカメラとは
見守りカメラとは離れた場所からでも、患者さん・ご利用者の様子を見守るカメラのことです。
IT技術の進化に伴い、録画機能やAI画像解析機能を搭載しているものや、ナースコールやスマートフォンに連動できるものなどが開発されています。
見守りカメラの機能
・録画機能
・AI画像解析
・ナースコールやスマートフォンに通知
見守りカメラの設置には補助金が使える?
見守りカメラを導入するにあたり、気がかりになるのが購入や設置にかかる初期費用です。
介護施設に見守りカメラを導入する際、要件を満たせば補助金を利用できる場合があります。
「社会福祉施設等施設整備費国庫補助金」の申請を行い、要件に該当すれば導入コストの3/4の助成が受けられる可能性があります。
2.介護用見守りカメラの選び方
介護用見守りカメラはさまざまなメーカーから販売されており、特徴が異なります。性能や使いやすさを押さえて、施設に合った介護用見守りカメラを選びましょう。
・カメラの性能
・撮影範囲
・録画機能
・通知システム
死角があることで転倒や体調の悪化などのアクシンデントの発見が遅れる可能性があります。そのため、部屋全体を撮影できるものを選ぶことが大切です。
録画機能が付いている見守りカメラであれば、事故が起きた際の詳しい状況を映像で確認することも可能です。事故の詳細を把握できることで、事故を予防するための対策をたてやすくなるというメリットもあります。
緊急時の対応に困らないためには、通知システムを搭載したカメラを選ぶことがおすすめです。
通知機能搭載のカメラは、ベッドからの起き上がりや立ち上がり動作を感知して通知が届きます。そのため、事故が起こる前の段階で発見できるようになるでしょう。
スマートフォンやPHSでも通知を受け取れるので、いち早く患者さん・ご利用者の元へ駆けつけることができます。
3.見守りカメラを設置するメリット
患者さん・ご利用者の安全確保
見守りカメラを設置することで、スタッフステーションなどの離れた場所からでも患者さん・ご利用者を見守れるようになります。
ベッドからの起き上がりや離床動作などの危険行動に早い段階で気づけるため、転倒や転落などが起こる前に、患者さん・ご利用者の安全を守ることができます。
介護スタッフの負担軽減
介護施設では24時間体制で複数の高齢者のケアを行なっているところもあり、人の目だけでの見守りには限界があるのが現状です。
見守りカメラを導入することで広範囲で患者さん・ご利用者の生活を見守れるようになり、介護スタッフの負担を大幅に軽減することが可能です。
患者さん・ご利用者を見守る目が増えることで介護スタッフの負担軽減だけでなく、人手不足にも対応できる点が魅力です。
4.見守りカメラを設置する際の注意点

介護用見守りカメラを導入する際の注意点をご紹介します。
プライバシーの侵害になる可能性がある
患者さん・ご利用者の安全性を重視するあまり、いたるところに見守りカメラを設置してしまうと、監視されていると感じ嫌悪感を抱いてしまうケースがあります。
設置前に安全を守る目的で使用することを、必ず本人や家族に説明し同意を得ることが大切です。
ケアコムの見守りカメラシステムであれば、画面をぼかすことができるため、プライバシーに配慮した見守りを実現できます。
なるべく気にならない場所に設置する
安全のためとはいえ、常に見守りカメラに映っていると患者さん・ご利用者はストレスを感じてしまいます。このようなケースでは、見守りカメラの使用を拒否されてしまうこともあるでしょう。
患者さん・ご利用者や家族の同意が得られている場合でも、なるべく気にならない場所へ設置して、さりげない見守りを実施することが大切です。
患者さん・ご利用者の目線より高くなる位置で、視界に入りにくい場所に設置するのがベスト。
見守りカメラに頼りすぎない
介護用見守りカメラは患者さん・ご利用者が安全に過ごせるようにするために欠かせない機器です。しかし、スタッフステーションからカメラの映像を確認できるからといって、見守り業務をおろそかにするのは禁物。
熟睡しているのか急変で意識がないのかは、実際に患者さん・ご利用者の様子を確認しなければ判断できません。見守りカメラの映像だけでは、患者さん・ご利用者の顔色や体調の変化まで確認することは難しいです。
見守りカメラに任せきりにしてしまうのではなく、介護スタッフによる見守りや巡視も定期的に行うようにしましょう。
介護施設における見守り・認知症の方の見守りについては、こちらの記事にて解説しています。是非ご覧ください。
▼関連記事:介護施設における見守りとは?目的や方法、見守りサービスについても解説
▼関連記事:認知症の方を見守る目的とは?見守る3つのメリットと注意点を解説
5.介護用見守りカメラを選ぶ際は、連動システムや録画機能などの性能を重視することが大切

高齢者は予期せぬ行動から事故に繋がることも多く、どんなに配慮していても限られた人員で事故を完全にゼロにするのは困難です。
見守りカメラを導入することで、見守りを強化でき患者さん・ご利用者の安全確保に繋がります。
一言に見守りカメラと言っても多くの種類があります。
患者さん・ご利用者の命を預かる介護施設においては、最低限必要な機能を搭載している見守りカメラを選ぶことが大切です。
ケアコムの見守りカメラシステムは、見守り機能だけでなくナースコールやスマートフォン・PHSなどに連動可能で、AI画像解析ツールや録画機能も搭載しています。
詳細を知りたい方はぜひこちらから確認してください。