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特集お役立ち 2023.07.19

介護施設における環境整備の取り組み内容や重要性とは?メリット・デメリットも解説

介護施設における環境整備の取り組みは、感染症や転倒・転落の予防につながり、ご利用者にとって快適な居住環境を提供できます。職員にとっても動線や物品位置が整えられ、業務の効率化や安全性の向上につながるでしょう。

本記事では、介護施設における環境整備の取り組みの内容と重要性、メリット・デメリット、実施する際のポイントを解説します。介護施設職員の方はぜひ参考にしてください。

▼目次

1.介護施設における環境整備の取り組みの内容と重要性

2.【介護施設】環境整備の取り組みにおけるメリット

介護施設における環境整備の取り組みのメリットは次の通りです。

 

● 感染症予防ができる
● 転倒・転落や異食リスクを軽減できる
● 快適な居住環境づくりができる
● 効率的に業務を実施できる
● 費用を削減できる

 

それぞれ解説します。

感染症予防ができる

日々の清掃や消毒は感染症の蔓延を防ぐことができます。また、居室やトイレ、洗面所、浴室、キッチン、デイルームなどの清掃や消毒だけなく、整理整頓しておくことも大切です。例えば、デスク周りの書類が整理整頓されていると、消毒が行き届くため病原体の繁殖を防ぐことができます。

 

病原体は水分・温度・栄養分の環境が揃うと繁殖しやすくなります。特に浴室やキッチン、トイレなどの水回りは余分な汚れや水分がたまらないように整理整頓しておけば、感染症の予防に効果的でしょう。

転倒・転落や異食リスクを軽減できる

ご利用者の住環境が整理されていると転倒・転落や異食リスクを軽減できます。
例えば、転倒・転落を防ぐためには次のポイントを考慮する必要があります。

 

● 浴室やトイレ、廊下などに手すりが設置されているか
● 夜間足元が見えるようにライトが設置されているか
● 敷物による段差やほころびが生じていないか
● 延長コードなどの障害物を床へ置かないようにしているか
● ベッドや椅子、テーブルの高さは合っているのか

 

認知症の方は、小さな部品(ネジなど)やゴミを誤って口に含んでしまうことがあります。こまめな掃除に加えて、介護用品の老朽化のチェックも実施しましょう。

快適な居住環境づくりができる

環境整備はご利用者にとって快適な居住環境づくりにつながります。
例えば次のような取り組みです。

 

● 手すりの設置などにより自分でできることを促進する
● カレンダーの設置場所など日付がわかりやすい配置にする
● 掲示板や展示物、飾りなどで季節を感じられるようにする
● 個人情報は他のご利用者やご家族の目に触れないようにする

 

ご利用者の立場に立って環境を改善することが重要となるでしょう。

効率的に業務を実施できる

物品の配置やデスク周りが整理整頓されていると、効率的に業務を実施できます。整理整頓ができていないと物品を探すのに時間がかかり、効率的な業務を行えないためです。
物品やデスク周りが乱雑で業務効率が悪いと、日々ストレスを感じながら業務を行うことになり生産性が低下するでしょう。非効率な業務は、ご利用者へのサービス提供の質にもつながります。

 

「動線を考えて物品を配置する」「使ったものはもとの場所にもどす」などを実施して、業務の効率化を図りましょう。

費用を削減できる

環境整備の方法の一つとして、不要な書類を削減できるペーパーレス化があります。ペーパーレス化は、電子端末の導入費用や月額利用料などが発生しますが、実現できれば人件費や印刷費用の削減などさまざまなメリットがあります。業務効率化による残業時間の削減などにも有効です。

 

なによりも業務の負担軽減が成功すれば、職員の定着率も高まり勤務体制の安定化、ご利用者へのサービスの質向上にもつながるでしょう。

3.【介護施設】環境整備の取り組みにおけるデメリット

4.介護施設で環境整備の取り組みを行うポイント

環境整備の取り組みを効果的に実施していくには、目標設定やマニュアル作成が重要です。ここからは、介護施設で環境整備の取り組みを実施する際のポイントを解説します。

5.介護施設における環境整備の取り組みは快適な居住環境につながる

ご利用者の自室やデイルーム、廊下、職員のデスク、物品倉庫などの環境整備を実施すれば、ご利用者の居住環境だけでなく、職員の労働環境の改善につながります。

 

環境整備は、ナースコールや見守りシステム、介護ソフトなどの通信環境を整えることも重要です。ケアコムの「福祉・介護施設向けスマートフォンソリューション」であれば、さまざまなシステムと連携が可能です。

 

職員同士でのスムーズな情報共有やご利用者の呼び出しに迅速に対応できます。見守りシステムと連動すれば、訪室しなくてもご利用者の状況を把握できるため、プライバシーに配慮した見守りが可能です。

 

詳細を知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
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